2018年 6月24日宝塚記念の巻！

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それでは早速、指数の発表といきましょう

指数

3番手 2番ノーブルマーズ

まずは、指数 1番手ヴィブロスです。
この馬は前走のドバイターフで、連覇とはならなかったものの 2着に好走しています。
昨年は、そのドバイターフの後秋までしっかり休養してから、府中牝馬Sで一回叩いてのエリザベス女王杯というローテーションでしたが、今年は昨年以上にダメージもなく順調にきているという事で、上半期グランプリに参戦する形になりました。
調教内容はというと、G1出走馬の最終追いとしては異例の遅い時計でしたが、昨年のエリザベス女王杯の敗戦を踏まえての調整という事で、

『エリザベス女王杯の時は当週の追い切りでジョッキーが乗って、気合が乗ってしまったからレースでは序盤から行きたがり、直線で伸びを欠いてしまったので、今回はこのような調整にしました。』

と、陣営的にしっかり敗因を分析した上での調整で、まったく問題は無いようです。

1週前には、秋華賞Ｖ以来の騎乗となる福永騎手を背にCWコース 3頭併せで負荷を掛け、ラスト1Ｆ 11秒2の伸びで最先着をみせてくれました。

その福永騎手のコメントでは、『全体的にボリュームアップして、以前とは全然違った』と、秋華賞時と全然違う成長ぶりに驚いていたようです。

世界で戦えるほどのポテンシャルを持った馬に、悲願のダービー制覇を果たしたジョッキーが騎乗するとなると、注目せざるを得ないですね。

2番手サトノダイヤモンドは、前走の大阪杯で、7着に敗れている馬です。
国内で初めて掲示板を外してしまった事や、1着から 1.0差も離されてしまった事など、少し不安が残るのがこの馬に対する正直な感想ではあります。
しかし、そうは言っても G1 2勝馬ですし、前走は主戦のルメール騎手がドバイ遠征の為に乗り替わりだった事もあるので、まだまだ油断は禁物だと思います。
　調教では、坂路を軽やかに駆け上がり、完全とはいかないまでもいい頃に近づきつつあるという事です。

『いつもの感じです。明らかに前走より雰囲気がいい。枠に関しては、勝負どころでスムーズに加速できれば。あとはこの馬を知り尽くしているルメール騎手にお任せするのみです。』

と、兼武調教助手は話していました。

最終追い切りでは、そのルメール騎手が騎乗し、6ハロンから 3頭併せの 2番手でスタート。4コーナーで先行したシロニイ（4歳1600万）をかわし、後方のクライムメジャー（4歳1600万）が並んできたところで直線を向くと、クライムメジャーとの 2頭併走となったラスト 1ハロンで鞍上がゴーサインを出し、グイッと加速して首差先着してみせました。

池江調教師の話では、

『最近は自分から動かないところがあるので、最後方からではなく真ん中からつついてもらう形でやった。その効果か、反応は良かった。抜群という訳ではないが、いい頃の動きに戻りつつある』

と良化ムードをつかんでいました。

この辺でもう一度、
あの頃の勇姿をみる事が出来るでしょうか。

3番手ノーブルマーズですが、この馬は前走の目黒記念で、10番人気ながら 2着に好走してみせた馬です。
前走に引き続き、落ち着いた様子で馬体の張りも上々の同馬、宮本調教師はこの馬に関して

『状態は変わりないよ。いい枠が当たったし、前走のような（好位から運ぶ）形で行ければ』

とイメージしているようです。

そんな前走のようなレース展開には、鞍上の力が必要不可欠だと思うのですが、今回騎乗する高倉騎手とこの馬との間には、並々ならぬ友情があると思います。
高倉騎手は、同馬が 2015年デビュー以来 1度も乗り替わる事なく28戦すべて、ずっとこの馬と向き合ってきました。そして今回も鞍上が高倉騎手というのはこの馬にとって一番心強いのではないでしょうか。

『ちょっとアカンかったらクビになる時代。オーナーの理解がなければ、あり得ないことですから。本当にオーナー、宮本先生に感謝です。』

と、まずは感謝の気持ちを話す高倉騎手。
最終追い切りの際も、

『あまり無理せず、ダメージが残らないように乗りました。馬場の割には動いたし、悪くないですね。最近は競馬っぷりが変わり、ここ 2走は本当にいい面が出てきた。気持ちのタフさは他の馬とは違うと思いますね。』

と、長く乗るからこそのこの馬の気持ちを話していました。そして、

『長く乗らせてもらうために、とにかく声をかけることを大切にしてきました。それに、ずっと乗っているから、今回こうだから、次はああしようって臨機応変に対応できる。やっぱりジョッキーとしては、同じ馬に続けて乗れるのはいいですよね。』

すべてを知り尽くしているからこそできる騎乗もありそうなので、人馬一体となってビックタイトルに挑む姿にも注目です。

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